アパート買取のメリットとデメリット

最終更新日 2024年5月3日

アパートは不労所得が得られるため、一戸建て住宅よりも買い手がつきやすい傾向にあります。
「仲介」で取引されることが一般的ですが「買取」でも売却することも可能となっており、依頼する場合はメリットとデメリットを把握した上で行うことが大切です。

 

アパートを買取してもらうメリット

アパートを買取してもらうメリットとしては、不動産会社の査定額に納得して売買契約を結べば、通常1ヶ月程度で代金を受領することができることです。
仲介の場合は売却を依頼してから買主を探してもらうことになるため、売買契約はもちろんのこと代金をいつ受領できるかわかりません。
そのため、急いで売却できることが最大のメリットになります。
また、仲介では引き渡し後であっても、一定期間内に発生した不具合は「瑕疵担保責任」という売主の責任になってしまいますが、買取の場合はこの瑕疵担保責任が免責になるため、不具合が発生しても不動産会社の責任となりリスクが大きく軽減されることもメリットと言えます。
また、現状のまま引き渡せるため修繕の必要がなく、仲介手数料も不要なので費用面でのメリットも大きくなっています。

 

アパートを買取してもらうデメリット

一方のデメリットとしては、仲介の場合よりも売却価格が低くなる可能性があることが挙げられます。
不動産会社側は、購入したアパートに付加価値を付けて再度販売することを前提に購入しているため市場価格よりも低くなることが一般的です。
売主にはメリットとなる瑕疵担保責任の免責は逆に言えば不動産会社のリスクとなってしまうことから、その分を見越した上の価格となるためどうしても相場よりも低くなります。
もう一つのデメリットには、信用できる不動産会社を見極めなければならないことがあります。
仲介の場合でも見極めは重要ですが、買取の場合は仲介よりも不動産会社自体が少ないことと、価格が低くなってしまうことがその理由です。
信用できない不動産会社に依頼してしまうと、築年数や駅からの距離などの理由によって相場よりもはるかに低い金額で交渉してくるケースも少なくありません。
そのため、少しでも相場に近づけるためには1社に絞り込んで交渉することは避けて、他社でも並行して依頼していることを伝え、複数の査定結果の中から希望する金額に近い不動産会社を選ぶことが大切です。

アパート買取専門」も参考

 

まとめ

このようにアパートの買取にははっきりしたメリットとデメリットがあります。
仲介と比較して、どちらが自分の所有するアパートに適しているかを判断することが必要です。