後藤代表が語るビルメンテナンスの内容や重要性

最終更新日 2024年5月3日

東京や大阪などの大都市には、たくさんのビルが建設されています。
ビルは建築しておしまいではなく、定期的にメンテナンスをする必要があるでしょう。
実際に、ビルメンテナンスと呼ばれる仕事もある位です。

建物の中の清掃

ビルメンテナンスの内容は多岐に及びますが、その中の1つは清掃です。
よく、管理人がビルの外を清掃しているケースがあります。
これがビルメンテナンスに含まれるか微妙なところですが、一般的なメンテナンスのひとつは建物の中の清掃のことをいいます。
これをしなかったと言ってビルが劣化するわけではありませんが、清潔に保つ事はそこに入っている会社の従業員にとっても重要なことでしょう。
やはり会社も見た目が大事になるため、そのビルが綺麗かどうかでその会社の印象も変わってきてしまうわけです。
つまり、会社がテナントを借りる場合には、しっかりとメンテナンスされているところを選ぶと良いでしょう。

窓掃除

同じく清掃のジャンルとして、窓掃除などがあります。
よく、ゴンドラなどを使ってビル清掃をしている場面を見るかもしれませんが、実はこれもメンテナンスの1つです。
内側の掃除と異なり外側の掃除がなかなか難しく、それほど頻繁に行われるわけではありません。
また、室内に比べると外側の窓の方が重要性が低いため、そこまで毎日のように掃除をする例はありません。
しかしやはり室内から窓を眺めたとき曇っているとあまり良い状態とは言えないため、メンテナンスの1つとして窓の掃除を外側から行うわけです。

エレベーターの管理

エレベーターの管理も、メンテナンスの中でも重要な1つです。
通常ビルの中には、いくつかのエレベーターが存在しています。
このエレベーターは業者が定期的に点検しているとは言え、この点検は法律で決められたものです。
法律で決められたもの以外にも、自主的に点検をするようなところがあるかもしれません。
特に大きなビル等は、1日に何百回と1つのエレベータを動かすことになります。
初期の頃は良いとしても10年以上経過したビルの場合には、エレベーター時代に劣化が生じているケースもあるでしょう。
このような場合、初期の頃に比べると比較的短い頻度で点検をすることが重要になります。
このような点検がどこのビルでも行われることにより、日本の国内のエレベーターの事故はほとんどありません。
もちろんそれは、エレベーターを設置している会社が優秀なこともあります。
しかしそれと同じ位重要なのは、定期的にエレベーターのメンテナンスをしていることでしょう。

建物の空調管理

建物の空調等もとても重要です。
特に近年は夏場の気温が高くなりがちで、特にコンクリート造りのビルの中は室内の温度が上がりやすいです。
室内で仕事をする場合、快適な空間でなければ作業効率が悪くなってしまいます。
そこで、エアコンの整備や点検などを定期的に行ってきます。
ビルメンテナンスとしては、毎年数回は定期的にメンテナンスをするような契約になっているところがほとんどです。
これは単純に、ほこりが詰まって冷たい空気が出ないあるいは暖かい空気が出ないといったことだけではありません。
空調そのものに故障が生じてしまう場合、不快な思いをする可能性が高いです。
そのため、中の業者が入り故障する前に点検を行うこと、そして故障した場合にはすぐに交換できるような体制にしておくことです。
最近は24時間活動しているビルなどの多いため、この作業はとても迅速性が要求されます。

電気系統のメンテナンス

エアコンと同じ位重要なのは、電気になるでしょう。
近年はLEDの電球などが入っているため、そう簡単に電気が切れる事はありませんが、それでも故障する場面や途中で電源が切れてしまうこともあるかもしれません。
この場合、迅速に交換できるようにしておくことが大事です。
当然ながら、それ以前に交換する必要がありそうなところは人がいない時間などに交換しておくのもメンテナンスの1つです。

後藤悟志代表に聞く今後のビルメンテナンスの重要性

では、今後ビルメンテナンスの重要性はどのようになってくるでしょう。
建設関連の会社に携わる後藤悟志に聞いてみました。
現在の日本の見るとビルの数は増えていますが、2020年以降はコロナウィルスの影響で稼働していないところが増えてきています。
ビルに付随してホテルなどでは、同じくメンテナンスを入れていますが人件費の削減等によりメンテナンスが十分に行われていないケースがあるでしょう。
当然この場合には、そこに入っている業者は仕事がなくなってしまいます。
非常に安定していると言われているビルのメンテナンス自体も、コロナウィルスの影響を受けて仕事がなくなってきているわけです。
ただ、そうであったとしても常になくなっているわけではなく一時的に少なくなっているだけです。
長い目で見れば、やはり重要な仕事で一定の需要があることには変わりありません。

まとめ

これからビルメンテナンスの仕事につきたい場合には、安定が約束されているわけでは無いものの比較的安定した仕事の1つといえます。
どのような業務をするかによって体力の消耗具合なども違いますが、ビルやマンションあるいはホテルといった建物の整備が好きな人にとってはやりがいのある仕事には間違いないところです。